バナナは冷蔵庫で保存しましょう

日本人が、最もたくさん食べる果物はバナナ。2018年のバナナ輸入数量は約100万トンで、日本に輸入される果物の半分以上を占めます。

バナナには、カリウム、ビタミンB、セロトニンが豊富に含まれており、体内に吸収される時間が異なる糖分が豊富に含まれているため、エネルギーを継続的に出せるため運動前に向いています。スーパーに行くと1房100円程度で売られており、安くて栄養価の高いお役立ち果物の代名詞ですね。

バナナに限らず、果物の一番おいしい食べ方は、しっかり熟してから収穫して、新鮮なうちにいただくことですが、都市で生活する私たちには、なかなか難しい贅沢です。私たちが食べているバナナは、全体が青い段階で収穫され、輸送途中に追熟されます。完全に熟してしまうと傷みやすく扱いが難しくなるので、まだ少し青い段階で店頭に並び、私たちの食卓に並びます。

バナナの食べ頃

バナナの色は、黄緑色→カナリアイエロー→山吹色と変化し、黄色が濃くなると茶色い斑点が出てきます。そのまま放置しておくと、全体が茶色に変色し、最後には真っ黒になります。

甘みがもっとも強くなるのは、バナナ全体から黄緑色の部分がなくなり、濃い黄色になった頃から、茶色い斑点が出てきた頃ですが、この段階では身がかなり柔らかくなるので、硬めが好きな方は、カナリアイエローになった頃が食べ頃です。

スーパーで売られているバナナが黄緑から黄色のため、茶色いバナナ=傷んでいると思われている方もいますが、これは大きな間違い。斑点のような茶色はシュガースポットと呼ばれる、完熟の印で、シュガースポットが出たバナナは最も甘く、抗酸化物質、免疫力を高める成分や、胃の粘膜保護に役立つ成分も最も多くなっています。

ただし、皮全体が茶色や黒に変色している場合は、シュガースポットではなく、低温障害などによる変色または古くなっているための劣化です。(中も変色していない場合は食べられます)

バナナの保存場所

バナナを買ってきたらどこで保存しますか?

食べ盛りの子供がいて、食卓に積んでおけば、数日でなくなるというおうちの場合は、あまり気にしなくても良いのですが、なかなか食べきれなくて傷んでしまうとか、週に一回しかお買い物に行けない場合は、できるだけ良い状態で長持ちさせたいところ。

理想的な保存場所はバナナの状態や味の好みによって異なります。

バナナは追熟・収穫後も熟成を続ける果物ですが、追熟のためには一定の温度(約15度以上)と、バナナ自体や他の野菜や果物から発生する、エチレンガスが必要です。なので、バナナの房をそのままに、または他の果物などと一緒に、暖かいところに置いておけば熟成が即されますし、逆に一本一本に分けて、冷たいところにおけばそのままの状態で保管できるというわけです。

まだ青い・硬いバナナの場合

熟成させるために、房のまま室温で保管し、色が濃くなってきたら、下記の要領で冷蔵庫に移動しましょう。

黄色から茶色い斑点が出たバナナ

十分熟成しているので、冷蔵庫へ。野菜や果物にとっての適温は5度から10度です。野菜室がある場合は野菜室を利用しましょう。あまり温度が低いと、低温障害を起こし皮が真っ黒になってしまいます。

冷蔵庫に入れる際は、エチレンガスの影響を受けない様に、一本ずつポリ袋や密封保存袋に入れ空気に触れない様にしましょう。

熟した食べ頃のまま、一週間程度日持ちします。

食品ロスとバナナ

冒頭で、年間100万トンのバナナが日本に輸入されると記載しましたが、実はバナナは無駄にされることが多い食品の一つでもあります。

輸送途中にぶつかってしまったから、食卓に置いていたら茶色くなったから、柔らかくなって、なんとなく食欲が湧かないから。そんな理由で簡単に捨てられてしまいます。茶色い斑点が出たバナナは、本当は一番甘い食べ頃なのに、傷んでいるものと勘違いされ廃棄されてしまうこともあります。

最近は、ニュースなどでも盛んに報道される「食品ロス」問題。

世界には、食べ物が足りなくて飢え死にしている人がいる反面、先進国では食べ物の三分の一が廃棄されています。

その中にはまだ食べられる「食品ロス」も多く含まれており、食品ロスをいかに減らすか、は世界的な課題になっています。

バナナは、単価が安く、傷んでしまっても金銭的な損失はあまり感じませんが、バナナが育つまで、日本への輸送、販売店に到着するまでに使われたエネルギーや水のことを考えると、無駄にはできません。

丁寧に、冷蔵庫に保管して最後の一本までおいしくいただきたいですね。

私もバナナは大好きで常備しています。

大抵、保管のことを考える前に子供達がパッと食べてしまうのですが、たくさんいただいた時に冷蔵してみたところ、ひんやりした食感がいつもと違い、冷たいデザートの様で最高でした。特に室温が高い夏場は日持ちする&冷たくおいしくいただける、の一石二鳥ですので、ぜひ試してみてください。

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