超小型冷蔵庫とはどんな冷蔵庫のことなのか？

 

最近、耳にするようになった「超小型冷蔵庫」というワード。

「超？小型？」

そもそも、家庭用の冷蔵庫に比べて小さく、専用になにかを保存したり、一人暮らしだったり、ホテルや旅館向けの冷蔵庫のことを小型冷蔵庫やミニ冷蔵庫と呼びます。

では超小型冷蔵庫とは？一体なにぞや？

これは小型冷蔵庫を取り扱うPeltismとしては気になるところです。

そもそも超小型冷蔵庫に規定や区分けなどは存在しない？

とはいっても、googleで超小型冷蔵庫と検索をかけてみてもyahooショッピング、楽天市場、amazonなどの大型インターネットショッピングモール、アフィリエイト目的のメディアサイトなどがでてくるだけで、イマイチ全容がつかめない。

さらにAMAZONの検索結果では「冷蔵庫 超 小型」と表示されている

では、googleの検索だけでは超小型冷蔵庫の全容がわからないので、その検索結果1位に表示されているAMAZONに入ればなにかわかるのか？と思いクリック。

すると表示されているのは「冷蔵庫 超 小型」というAMAZON内の検索結果が表示されました。
よく見ると1位から3位まではまぁ普通の今まで通りの小型冷蔵庫たち。あえていうならば持ち運びがしやすそうな価格の安いおもちゃタイプの小型冷蔵庫が上位にいる。

そして驚いたのは4位以降。

4位　LEDライト
5位　マグネットピン
6位　マグネットマップピン

もはや冷蔵庫ではない。
しいて言うなら「超」や「小型」が優先されてような気が。
マグネットに関して言えば「超強力」「冷蔵庫や掲示板に最適」あたりで拾っているのわかる。

しかし、LEDライトにいたってはわからない。なぜこれが「超小型冷蔵庫」なのだ。
もしや、私が時代遅れなだけで世の中ではLEDスティックライトのことを「超小型冷蔵庫」と呼ぶのだろうか。。。

いや。さすがにそれはないだろう。

時代の流れを反映した「小型」よりももっと小さい「超小型」

ほかのインターネットモールやメディアサイトを調べてみたのだが、やはりわからない。

ここからは筆者の憶測も兼ねて意見したいと思う。

そもそも誰かがこれを超小型冷蔵庫と呼ぶ！と提唱された言葉ではなく、おそらく検索ワードベースで発生した言葉ではないだろうか。
シンプル、ミニマム、軽量、消費電力が少ないもの、価格が安いもの、電気代がかからないもの、消費者のこの辺のマインドが検索結果に反映され

「冷蔵庫 超小型」という検索をする人が増えたのではないだろうか？

これが超小型の方が頭に行き「超小型冷蔵庫」が誕生したのではないだろうか。

そしてその中でおそらくこんな感じ？のものがみんなの思う「超小型冷蔵庫」のイメージに近いかもしれない。

1. コンプレッサー、アンモニアよりもペルチェ
2. 収納10リットル以下の小型冷蔵庫
3. 外形寸法がW500mm×D500mm×H500mm 以下のサイズ
4. 庫内を見渡せるもの
5. 製品重量が10Kg以下
6. 冷却可能温度が5℃～15℃（環境温度25℃）

「1.コンプレッサー、アンモニアよりもペルチェ」に関してはコンプレッサーやアンモニアはペルチェに比べて重量が圧倒的に思い。ペルチェのチップだけなら50g程度のものもあり、ペルチェ冷却ユニットで900g程度と１㎏を切る。これこそ超軽量であり超小型冷蔵庫に採用するのにふさわしいだろう。

「2.収納10リットル以下の小型冷蔵庫」「外形寸法がW500mm×D500mm×H500mm 以下のサイズ」「製品重量が10Kg以下」
これらについてはショッピングモールでの検索結果を反映してみた。外寸が小さく、重量も軽い。しかし庫内はできるかぎり広く使えるものが好まれるようだ。

最後に6.冷却可能温度が5℃～15℃（環境温度25℃）については、超小型の冷蔵庫だからあまり冷えなくても構わないという製品が散見したため、それではもはや冷蔵庫ではないだろうという冷蔵庫メーカーとしてのプライドもちらりとはいったかもしれない。

Peltismにも超小型冷蔵庫があったという後日談

今回超小型冷蔵庫冷蔵庫について調査をしてみた結果を、開発部門の同僚と話して時に

「あれ、超小型冷蔵庫ってよくわからないでしょ。結局新しいワードだからねと。」

なんで超小型冷蔵庫なんて言葉を調べたの？と質問したところ

「あれ？しらない？うちも今「超小型冷蔵庫」を開発したばかりだよ。」と。

灯台下暗しとはこのことである。

たしかに「４．庫内を見渡せるもの」ができるガラス扉だ。
さすが弊社もマーケティングを行っているようだ笑

なにはともあれ、ちょっとしたところで冷たい温度をみんなのニーズが集まっていることがとても勉強になったのである。