霜取りが面倒くさいならペルチェ冷却がおすすめな理由

冷蔵庫には、主にコンプレッサーとペルチェ冷却の2種類があり、小型冷蔵庫の多くはコンプレッサーです。

しかし、コンプレッサーの冷蔵庫は定期的な霜取りが必要になるなど、不便な点も。小型冷蔵庫の購入を検討しているなら、両者の違いをしっかりとおさえておくことが重要です。この記事では、コンプレッサーとペルチェ冷却、それぞれの違いとお手入れ方法などを紹介しています。

コンプレッサーとペルチェ冷却小型冷蔵庫の違いとは

コンプレッサーとは、冷蔵庫内に冷却器(冷媒)が設置されているタイプで、小型冷蔵庫の多くがこれに該当します。冷却器(冷媒)が庫内を直接冷やすために直冷式と呼ばれています。

ペルチェ冷却冷蔵庫は、別名ファン式ともいいます。ペルチェユニットによる冷却方式で、庫内、庫外ともにファンを利用しています。そのためファンの風によって庫内に冷たい気を送るタイプと認知されています。

コンプレッサーは安定した冷却の小型冷蔵庫のモデルを作りやすいというメリットがある一方、定期的な霜取りが必要という大きなデメリットを抱えています。

・冷凍庫周りについた霜のお手入れ頻度は?ポイントは?

コンプレッサー小型冷蔵庫の場合、定期的に庫内の冷却器に付着した霜を掃除する必要があります。この霜は、空気に含まれている水分が凍ったものです。冷蔵庫のドアを開閉すると、そのたびに空気が動き水分が庫内に侵入します。その空気が凍ると、冷却器に付着してしまい掃除しないとどんどん巨大化します。霜は冷蔵庫内のスペースを圧迫するだけでなく、冷蔵効率を下げる原因にもなるので、1〜2ヶ月に一度はお手入れをしなければなりません。一般的な霜取り方法は、次のような手順でおこないます。

1. 水濡れ防止として冷蔵庫周辺にタオルを敷く

2. 冷蔵庫の中身をすべて取り出す

3. 冷蔵庫の電源をオフあるいは霜取りモードにする(霜取りモードがある場合)

4. 扉を開放したまま放置する

5. 溶けてきた霜をヘラなどでこそげ落とす

また、電源を切らずに霜取りをする裏技として、電源を入れた状態で冷却器付近にドライヤーを当てる、お湯を含ませたタオルで剥がし取るという方法もあります。しかし、これらは思ったよりも時間がかかる、溶けた水が垂れてきて冷蔵庫の周囲が水浸しになるといったケースも多く、実施する際には注意が必要です。

また、メーカーによってはドライヤーを使用するときに冷却核の破損や冷媒漏れを注意することもあるようですので注意が必要です。

放置すると冷蔵庫の機能に影響を与える霜。取り除くためには冷蔵庫に入れているものをすべて出す、霜が溶けるまで扉を解放しておくといった作業が必要になり、労力が必要になります。またヘラで無理に霜をそぎ落とすと、庫内を傷つけてしまう恐れもあります。さらに、冷蔵庫は電源を切ってから再び庫内を冷やすために余計電気を必要とします。そのため電源を落とさずに使い続けるよりも、オンオフを繰り返す方が電気代が高くなってしまう傾向にあります。

「1〜2ヶ月ごとのひんぱんなお手入れは無理!」、「電源を入れたり落としたりするのは電気代が高くなって効率が悪い!」そんな時は、ペルチェ冷却がおすすめです。

霜取りの必要ないペルチェ冷却は一人暮らしに便利

ペルチェ冷却は冷却器から出る冷気をファンで庫内に送るため、庫内に霜が付着してしまうことはありません。したがって、面倒な霜取りをする必要はありません。

また、霜取りで電源を落とす必要がないため電気代もお得になります。

定期的なお手入れをするひまがないという人や、ストレスなく家電を使いたいという人は、ペルチェ冷却の小型冷蔵庫をチョイスするのがおすすめです。

ペルチェ冷却は、コンプレッサーよりも静音性に優れているというメリットもあります。これは、冷却器が冷蔵庫の背面にあるため音が前面に響きにくいという構造上の特性によるものです。ワンルームに住んでいて、騒音や生活音に気をつけたい単身者の方、ホテル、介護施設や病院などできるだけ快適な空間づくりを追求したいという法人にもペルチェ冷却冷蔵庫は適しています。

17 リットル型小型冷蔵庫

快適に使える小型冷蔵庫ならペルチェ冷却がおすすめ

小型冷蔵庫はコンプレッサーが一般的で、ペルチェ冷却は貴重なモデルといえます。

その中でも、ペルチェ素子を利用したペルチェ冷却小型冷蔵庫は、静音性、手入れの簡単さなど多くのメリットがあります。ペルチェ素子は、電流を流すと片方の金属からもう片方へと熱を移動させる性質があります。これを利用しているのがペルチェ冷却小型冷蔵庫「ペルチィズム」です。電流を流すというシンプルな構造で冷却することによって、冷却ガスやコンプレッサー、複雑な配線を必要としません。これが小型化と優れた静音性を実現した理由です。お手入れは庫内と背面のファンについたほこりや背面にたまった水をサッと拭くだけ。霜取りをしたり、コンプレッサーの故障に悩まされることはありません。大量設置の可能性があるホテルや介護施設などでも安心して使うことができます。

霜取りは、定期的におこなわなければ冷蔵庫の性能に影響してしまう、面倒なお手入れです。また電気代が余計にかかったり、庫内を傷つけるリスクがあったりと、困ったことも。霜取りいらずのペルチェ冷却小型冷蔵庫なら、電気代も安くそしてお手入れも簡単なので安心です。

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